「土石流」って、長雨や集中豪雨(ごうう)などで、山や川の土砂(どしゃ)や石が水といっしょに流れ落ちてくること。土石流はすごく早くて、あっという間に家や道路などを破壊(はかい)して、ときには人の命も奪(うば)ってしまうんだ。石川県には土石流が起こるおそれがある場所が2,002か所もあるんだって。
川の水が急ににごったり、流木が混(ま)ざる。
雨が降(ふ)っているのに、川の水位が下がる。
山鳴りや、立ち木の裂(さ)ける音が聞こえる。
直撃(ちょくげき)を防(ふせ)ごう
土石流が流れてくる方向に出入口や窓(まど)があると、建物の中に土砂(どしゃ)が侵入(しんにゅう)して大きな被害(ひがい)になることがあるよ。被害(ひがい)を少なくするためにフェンスやブロック塀(へい)などを設置(せっち)しよう。
より安全な場所へ
避難(ひなん)の準備中(じゅんびちゅう)だったり大雨などで外に逃(に)げるのが危険(きけん)なときは、建物の中に避難(ひなん)しよう。そのとき、土石流が流れてくる方向の部屋は危ないから、反対側のなるべく上の階に避難(ひなん)しよう。
また、建物の外に避難(ひなん)するときも、土石流の流れてくる方向と反対側の出入口を使って避難(ひなん)してね。
直角に逃(に)げよう
土石流はスピードがとても速いから、流れてくる向きに対して直角方向に逃(に)げよう。
※上記は一般的(いっぱんてき)な対応(たいおう)であり、現地(げんち)の状況(じょうきょう)などによって異(こと)なる場合もあります。